中高年が年末に大掃除をしない毎日の家事の工夫とローテーション作り

沢山の掃除道具のイラスト中高年の住まい・生活術

私は年末の大掃除はしないと決めています。私のようにズボラで家事が苦手でも少しの工夫で楽に掃除や片付けをしてキレイを保つことが出来ます。

若い頃は年末年始に「家族で温泉とスキーを満喫」しに出掛けるご近所さんを横目に私はいつも大掃除や買い出しで疲れ果てていました。その家族は、お正月は毎年ゆっくり温泉に入って「上げ膳据え膳」だそうです。なんと羨ましいことでしょう。

よくよく話を聞いてみると「日頃から家事に完璧を求めず少しづつ片付けや掃除をしているとのこと」でした。

年末年始以外でも「急に人が来たら困る」「部屋が片付かなくて落ち着かない」「家事に手間がかかり自分の時間が取れない」など悩みは人それぞれです。

「汚しては洗い、散らかしては片付ける」という終わりのない作業を仕事をしながら子育てをしながらキレイを保つ事はなかなか大変です。

まず、大前提として「物を減らす」このことは断捨離や片付けのいろいろな本で基本中の基本として言われていて、全ての悩みに通じる事。問題は物を減らした後どうやって「楽してキープする」かですね。

私は子育ても仕事も終わり今年から年金生活。必要最小限で暮らす「ミニマリスト」にはなれないと思いますが、「終活」を意識して身の回りの整理をしていき、身軽になって自分の好きな事をしてこれからの人生を楽しんで生きていきたいと考えています。

年末に大掃除をしないために毎日の家事を工夫する

女性が台の上を掃除をしている様子

〈キッチン〉
キッチンは流し台の上に物を置かない:モデルルームのキッチンに憧れて物を置かないようにしたら作業も掃除も楽で料理をしながら片付けるのも苦になりません。我が家で一番片付いている自慢のスペースとなりました。

〈洗 濯〉
大人の洗濯物(普段着)は汚れたら洗う:「一度着たら洗う」という習慣はやめて少し意識して洗濯物を減らしています。夏は無理ですけどね。

私は10年程前からドラム式の洗濯機を使っていて、洗濯物を干して8割程乾いたら1時間乾燥機を回すとタオルがふんわり、シャツのアイロンがけも簡単で(必要ないことも)柔軟剤も要らないです。

矛盾→洗って干して乾燥させるという手間が増えてますが柔軟剤とアイロンがけが不要というメリットを優先しているからです。

乾燥機というと電気代が気になりますが、ドラム式は1時間33~36円と縦型に比べ安いです。洗濯機を買い替える時、参考にしてみてください。(乾燥機で衣類が縮む事があるので洗濯表示の確認も忘れずに)

洗濯物はたたみながら取り込む:ハンガーのものはそのままクローゼットへ。

〈お風呂・洗面所〉
カビが生えるのを防ぐためバスタブにフタはしない:家族がお風呂に入る間隔をあけないで次々と入り、最後にお湯を抜いて換気をします。家族構成や生活時間帯の違いもあるので一概には言えませんが我が家はフタは無いです。最後に翌日の洗濯物でお風呂の壁の水滴を拭いていますが参考になるでしょうか。

ドライヤーを使った後の床は髪の毛だらけ、髪の毛と一緒に床も掃除し、歯磨きしながら片手で小物の整理、鏡、洗面台を磨いています。

掃除を終えたお風呂と洗面所と女性のイラスト

〈各部屋の掃除・掃除機〉
掃除機は週1回、もしくはごみ出しの日の週2回:我が家では猫達が掃除機の音を怖がるので普段は粘着シートやエチケットブラシのロールタイプで髪の毛や猫の毛をキャッチしています。掃除機の代わりに「ほうき」も優秀で手軽にササっときれいになります。

掃除用の洗剤は場所ごとに用意しないで万能洗剤1、2種類で。私は重曹又は炭酸ソーダを薄めたスプレーボトル1本で家中掃除しています。(お財布にも環境にもやさしい)

〈トイレ〉
トイレは使った時に掃除:自分が使った時にこまめに掃除する。壁は曜日を決めて週1回拭いています。
トイレは汚れが溜まると掃除が嫌になる場所いつもキレイだとちょっとした汚れが気になり掃除がしたくなる場所に変わると思いませんか。

〈掃除道具〉
掃除用の便利グッツは買わない:掃除後に掃除道具を手入れして管理するのって面倒じゃないですか。出し入れする手間や収納する場所も確保しないといけません。便利な反面デメリットも同じくらいあります。どちらを優先するかはご自分で決めてください。

割りばし、歯ブラシ、古着、新聞紙などは一度掃除で使ってからゴミ箱へ、ティッシュや除菌シートは捨てる前にもう一度ゴミを拾ってから捨てる。

丈夫なフローリングシートは一回使って捨てるにはもったいないのでサッと水洗いしてまとめておき、トイレや洗面所の床を拭いたり、洗剤を染み込ませてつけ置き出来ない場所のパック用に使ってから捨てます。ただし水に流せないのでトイレに流さないように注意してください。

日常生活の汚れの落とし方

〈シンク・レンジ周り〉
グレープフルーツやレモン、ミカンの季節は皮を生ゴミに出す前にシンクやレンジ周りを皮の外側で擦って水垢や油よごれを落としてから捨てます。ホームセンターでもオレンジ洗剤として売っていますが普段はクエン酸を薄めて使っています。100均で買えるのも良いですよね。

私は子供の頃「みかん」をそのままお風呂に入れて湯舟に浸かりながら食べた楽しい想い出でがありますが、正しくは皮を乾燥させてからお風呂に入れるとリラックス効果・美肌効果が期待できるそうです。
※輸入品の果物はワックスが塗られているので食べる前によく洗って下さい。

「お酢をそのままスポンジに染み込ませ、カビがはえて欲しくない場所を拭き、しばらく置いて水で洗い流すとカビが防げる」と義理の母から聞きいたことがあります。

レモンの洗剤とレモン

〈木のまな板〉
昔のまな板は今のようにプラスチック製ではなく木製(ヒノキなど)だったので除菌は粗塩でしていました。木製のまな板には漂白剤は使わない方がいいです。木製のキッチン道具があったら参考にしてください。

〈食べ物のシミ〉
食事や料理中にエプロンや服に付いたシミはすぐ薄めた台所用洗剤で洗うか、お湯に溶かした重曹で洗っています。

私は普段はお風呂でカラートリートメントをしますが急に出かける時など洗面所でするとクロスを汚してしまいます。そんな時重曹をお湯に溶かして軽く擦ると目立たなくなります。(あまり時間を置かないでくださいね)

〈カーペット〉
我が家の居間はカーペットが敷き詰めてあるので時々お湯に溶かした重曹で雑巾がけをします。驚くほどお湯が汚れますよ、重曹は食用表示を使ってるので猫達にも安心。なにより泡が出ないので仕上げが簡単です。

〈汗と皮脂汚れ〉
襟や袖の汗や皮脂汚れはシャンプーを薄めて歯ブラシで軽く繊維に沿って擦るといいです。白いブラウスなどの黄ばみ汚れは重曹水につけ置きしてから洗っています。

〈ガラス〉
ガラスや大きな姿見(鏡)は新聞紙を丸めて濡らし、上から順に拭いていき、水滴が乾かないうちに乾いた新聞紙で拭き取とります。私も最初はまさかと思って半信半疑でやってみたらきれいになりました。

でも新聞紙がボロボロ落ちて散らかります。ガラスクリーナーがない時の方法として覚えておいて下さい。

掃除をする場所の日を決めてローテーションを組む

半年または1ヶ月~3ヶ月の間で普段掃除しない場所の片付け・掃除する日を決めてローテーションを組んでみましょう。
〈例〉1月はリビングと寝室、2月は子供部屋と和室、というように年末の大掃除までため込まないで普段の掃除で手が回らない場所の片付けや掃除をします。

押し入れ、クローゼットやタンス(チェスト)は衣替えの時の年2回。玄関・ベランダ・物置・ガラスや網戸などはそれぞれ月末の週のどこかで一か所を掃除します。

使う頻度の多い水回りや普段使ってる各部屋、廊下、階段などは短いローテーションで時間をかけずに掃除をするようにしています。〈例えば〉火曜はレンジ周り、水曜は水回り、木曜は廊下・階段・床、土曜は庭というように曜日の字から連想できる場所にすると分かりやすいです。

お仕事をされている方、小さい子供さんのいる方、介護をされている方、「言うは易し行うは難し」ですよね。よく分かります。家事を分散させて出来る範囲でストレスにならない程度に行ってください。

予定表の掃除の日が来たとしても掃除する気分じゃない時は一ヵ所だけだったり、時間を短くして手抜きをしても良いんですよ

掃除を終えてキレイになったベランダに籐の椅子とテーブル

体調や気分のすぐれない日は休んで他の日に挽回する。無理をしないで自分のペースで、あくまでも予定は予定、自分との約束なので「掃除する・しない」は自分次第です。

初めの巡目は少し大変ですが2巡目からは汚れる前に掃除をすることで作業になって時間もかからなくなっていきます

「汚れる前に掃除する」と言いましたが、私は最初「汚れてないのに洗剤使ったり手間をかける事」に疑問を持って「汚れてないのだから掃除しなくていいんじゃないか」とずっと考えてました。

そして私が出した答えは「汚れている光景を見なくて済む」「洗剤も殆ど要らない」「時間がかからない」これぞまさしく「楽して綺麗をキープすること」です。皆さんはどう思いますか。

慣れてくると要領が分かってくるので「やらなければならないに」に縛られなくなってきます。

「目についたら掃除する」「気が付いたら掃除する」事が自然に出来て嫌々掃除することが減ってきた気がします。

ま と め

私は仕事もしているのでどこかで妥協しながら自分に合った緩い計画で実行しています。ズボラで掃除や片付けが嫌いで子供の頃は机の上があまりにも汚く片付けられなかったのでカーテンで隠されていました。

それは結婚してからも同じで「兎に角隠す」目に見えなければいいと、引き出しや押し入れに詰め込むという「取り敢えずの片付け」ばかりしていました。

その結果「物を探すのに時間がかかる」「探し物が見つからないと同じ物を買ってお金を無駄にする」「後で片付ければいいとため込んで掃除や片付けに時間がかかる」というように何も良い事はありません。

「仕事もしていたのでどうして自分だけが…」と愚痴と不平不満が多くなるだけでした。長い間こんな経験をしてきた中での思いが今の自分の始まりです。

「人生明るく楽しく時間を大切に」このあたり前のことを手に入れるために少し日常を変えてみることにしました。

なにより一番良かった事は「自分で気付けた事」です。誰かに言われても嫌々するだけで苦痛でしかありません。勉強と同じで「自分からやろう」と思わないと身につかないし、結果は出ないと思います。

偉そうで申し訳ありませんが皆さんも気付いて下さい。自発的に行動が出来ると掃除や片付けは嫌な事ではなくなります。「いつもキレイで片付いた空間にいたい」と思うと今度は「掃除がしたくなる」んです。

関連記事「~居心地の良いリビング~」でも触れましたが、家が片付いてキレイだと「運気も上がります」し、おしゃれなインテリア小物を置いて気分を変えたり、お友達を呼んでおしゃべりする機会を作ったりすることでお部屋も自分も「キレイ」になって毎日の生活が楽しくなります。

こんなことろから「幸せ」を見つけて老後を暮らせたらいいですね。部屋(家)も人も誰かに見られてキレイになると私は信じています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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